1878年(明治11年)に赴任した外海地方の人々のために尽力したフランス人宣教師、マルコ・マリ・ド・ロ神父。産業、社会福祉、土木、建築、医療、教育文化など多方面にわたって事業を展開し、奉仕した神父の偉業を称えて1968年(昭和43年)に記念館が設置されました。館内には「ド・ロ版画」や神父愛用のカレンダーなどゆかりの品が多数展示されています。建物は神父の設計施工により1885年(明治18年)にイワシ網工場として建設されたもので、1967年(昭和42年)には県の文化財に、2003年(平成15年)には旧出津救助院の一部として国の重要文化財にも指定されています。