日本の古代文化の起源と変遷を凝縮した貴重な洞窟遺跡。旧石器時代から土器文化(縄文時代)への過渡期の文化層が認められた遺跡です。佐々川支流の福井川に面し、西向きに開いた開口12m、奥行き6m、高さ3mの洞窟で、標高80mの稲荷神社内の境内にあります。最下層からは3万年以上前の石器が出土しましたが、稲荷神社の本殿直下は未調査のため、全貌は明らかになっておりません。