「ヴェスナ」とはロシア語で“春”。このホテルを経営していたのは稲佐お栄こと「道永栄」。1853年(嘉永6年)のプチャーチン来航から日露戦争開戦前までの約50年間、長崎港には多くのロシア船が訪れ、その停泊場所に近かった稲佐はロシア村とも呼ばれました。1889年(明治22年)にお栄さんが開業したホテルヴェスナは、ロシアの極東艦隊が長崎に滞在する間は連日パーティが催されるなど大変な賑わいでした。
「ヴェスナ」とはロシア語で“春”。このホテルを経営していたのは稲佐お栄こと「道永栄」。1853年(嘉永6年)のプチャーチン来航から日露戦争開戦前までの約50年間、長崎港には多くのロシア船が訪れ、その停泊場所に近かった稲佐はロシア村とも呼ばれました。1889年(明治22年)にお栄さんが開業したホテルヴェスナは、ロシアの極東艦隊が長崎に滞在する間は連日パーティが催されるなど大変な賑わいでした。