役屋敷は長崎開港に伴い、佐賀藩主、諫早領主、肥後藩主との報告、連絡、紛争、願書の処理等が多かったため、往時には3名が執務しました。また周辺の民事・刑事等の案件その他を専決処理もしました。裏には武道場や稽古場等があったといわれています。明治になり民間に払い下げ一部は改修されていますが、面影は残しています。特に石垣は「亀の子くずし」という積み方で、諫早石工の技術がみられます。