658年(斉明天皇4年)紀州熊野の漁師夫婦が漂着し、夫婦の故郷の神、熊野神社の加護によるものと感謝し自宅近くの丘に勧請しました。明治維新までは神仏混淆で、阿弥陀如来が祀られていたといいます。野母の地名の由来には諸説ありますが、この熊野神社の縁起によると、無人の野っ原に老母が住居を構え村落をなしたので、この老婆の功績を後世に伝えようと”野の母”で野母と名付けられたといわれています。