長壽寺は旧平戸藩松浦家十六代当主松浦勝公によって創建されたと伝わります。
創建以前のこの地には元寇による被害を受けた平戸から疎開してきた松浦家当主の数代に渡る拠点となる屋敷が存在したと考えられています。創建以来、平戸藩松浦家の庇護の下に護持され、境内には松浦家主君守護本尊が安置される大応庵(町指定文化財)や当主三代の霊廟をはじめとする松浦家ゆかりの史跡・文化財を随所に見ることが出来ます。また、弘法大師作と伝わる秘仏弁才天像(町指定文化財)や豊臣秀吉公ゆかりの十一面観音像など大小五十体余りの仏像が安置されています。現在は本堂に寺宝の展示スペースを常設し、平戸藩松浦家ゆかりの宝物などが展示され、夏季には境内一面に蓮の花が咲き誇り、参拝者を楽しませます。