他の二つの集落から距離をおいて、島の南端に存在するのが舟森という集落跡です。日本における禁教の時代、ここは野首集落跡と共に潜伏キリシタンの集落でした。 今は急な斜面に石垣を積んだ畑の跡だけが残っています。野首集落と同じく過酷な環境の中、人力と牛の力のみで作られた数え切れない程の段々畑とその石垣には、畏敬の念を感じずにはいられません。