地域のSDGｓ：商店復活「町の灯台になりたい」
地元のおばちゃんたちが次々に持ち寄って販売する野菜や魚、駄菓子や小物。店は常に賑わい、お年寄りはいつまでもソファーに座って会話を楽しみ、学校が終わると子供たちの歓声が響きます。
玉之浦商店街にあった観光協会、商工会は玉之浦を去り、美容院と電気屋を残して眠った街になっていました。赤錆びた清涼飲料水の看板と「鶴田商店」の看板は風雨にさらされるままに長年、往年の賑わいを伝えるだけの風景として文字はかすれ、看板としての本来の意義を失っていました。
令和3年秋。地域の宝を見つけ出すために住民が組織した団体「玉之浦町未来拠点協議会」は、活動拠点として玉之浦商店街にあった鶴田商店を四半世紀ぶりに復興を決めました。
改築・開店にかかる資金は、クラウドファンディングをはじめ個人の寄付だけで調達。「町を照らす灯台になればいい。」今復活した店は現在新たな地域のランドマークになりつつあります。

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