平戸島南部の西岸にそそり立つ断崖が「礫岩」(標高287m)である。チョウセンノギク、イトラッキョウ、ミヤマビャクシンなど礫岩ならではの稀少な植物があるが、一時乱獲され少なくなった。国指定天然記念物及び西海国立公園の特別保護地区に指定されており、一木一草たりとも持ち出しはできない厳しい規制がある。登山道などは整備されていない。今後も保護していくべき重要な場所である。