オランダ商館跡近くに、大小ふたつの石枠を組み合わせて造られた井戸がある。大きな井戸枠は厚さ15センチ、高さ60センチ余の板石で、長さ150センチ余の正角、小さい方は高さが少し低くなっている。ふたつの井戸は中でつながっており、大きな井戸は屋外からの水汲み用、小さな井戸は、商館の屋内から調理等に用いたものだと言い伝えられている。水汲みに外まで出るの面倒だし、なるほど便利。