今から650年ほど前、大渡長者という商人がいた。もとは貧しい商人であったが、川内峠を通るときに石に塩を供え「願わくばたくさんの船を持つ大商人にしてください」と祈願しつづけた。その甲斐あって後に大商人となったという。