川内峠頂上は絶好のパノラマで、東に九十九島、北に玄海灘、遠くは壱岐・対馬が望める。歌人の吉井勇は、川内峠に立って「山きよく海うるわしとたたへつつ旅人われ平戸よく見む」と詠んだ。その歌碑(昭和32年7月5日建立)や、大渡長者ゆかりの「塩上げ石」もある。毎年2月上旬に「野焼き」が行われ、広大な草原に炎が広がっていく様は圧巻である。秋はススキの穂が茂る。ちなみに、広さは東京ドーム6.4個分である。